いつもありがとうございます。
7月18日(水)は、越前町の織田小学校にて
トーク&ライブをさせていただきました。
平日の授業公開の日でしたが、たくさんの保護者の方々もおられ、
子どもたちも元気いっぱいでとっても盛り上がったライブになりました〜♪
先生方のとっても元気で礼儀正しいご挨拶にお出迎えいただいたあと、
早速リハーサルをしていたのですが、体育館に来る子どもたちの挨拶も
これまた素晴らしく元気&礼儀正しい!
美しい挨拶というのは、それだけで心が震えます♪
今回のセットリストはこちらです。
1.Let’s Go!〜越前市大虫小学校応援歌〜
2.ぼくのゆめ
3.そのままでいて
4.ゆっくりおおきくなってね
5.Grow Up
ステージの緞帳が上がると同時に「Let’s Go!」を演奏しましたが、
みんなの顔がキラキラしてました〜!
途中で立って手拍子もしてもらいましたが、1曲目からこんなにハツラツと
楽しんでくれるなんて、私達のテンションもぐんぐん上がります!
そしてそして! 「ぼくのゆめ」「ゆっくり大きくなってね」「Grow Up」は、
なんと、全校児童で大きな声で歌ってくれました〜!
みんな手に歌詞カードを持っているのですが、それを見ながら歌う子はほとんどおらず、
みんなまっすぐ前を向いて大きくきれいな歌声を聞かせてくれました。
低学年の高い声、それを包み込むような高学年の声。
最高の歌声に、もう・・・鳥肌です。。。
感動のあまり泣きそうです。。。
たくさんトークもさせていただきましたが、みんな一生懸命に耳を傾けてくれました。
「ぼくのゆめ」では、夢の叶え方を。
「そのままでいて」では、いじめが生む悲しさと、そのままでいることの大切さを。
「ゆっくりおおきくなってね」では、お兄ちゃんお姉ちゃんの優しさを。
「Grow Up」では、あきらめないための心の持ち方を話しました。
みんな、ちゃ〜んと心で受け止めようとしてくれていることを感じました〜。(*^_^*)
静まり返って真剣に聞いてくれたり、元気にジャンプして楽しんでくれたり。
音楽っていろんな聞き方があることも知ってもらえたのではないかと思います。
演奏のあと、質問&感想コーナーがありました。
希望者は手を挙げて、一途に質問&感想を言うことができる、というものです。
高学年の女の子がこんなことを聞いてくれました。
「今までの人生の中で一番辛かったことはなんですか?
それをどうやって乗り越えましたか?」
う〜ん、いい質問!
私、どんちゃん、くまちゃんの順で答えさせていただきました。
私は会社で大きなミスをした時の話、どんちゃんは経営者になってからの話、
くまちゃんは学生の時の話です。
当時はどうしようもなく打ちのめされたけれど、周りの人たちのおかげで乗り越え、
今はその辛いことがあったおかげで今があると思える出来事です。
あの勇気ある女の子にとって、またこの話を聞いてくれた織田小のみんなにとって、
何か参考になれば嬉しいです♪
また、別の男の子は、「歌の作り方を聞けたから、僕も作ってみたいと思った」という
嬉しい感想をくれました♪
やった〜♪応援するよ〜♪
最後は、児童代表として二人の男の子が私たちをしっかり見て
(これってなかなかできないんですよね)、
カンペも見ず(これもなかなかできないこと!)、感想を言ってくれた上、
最後は全生徒で大きな拍手をくれました。
もう、胸がいっぱいです・・・!
ライブが終了し、帰り支度をすませた子ども達が、体育館に来て
「サインくださ〜い!」と遊びにきてくれました。
「ありがとうございます!」というお礼も「わ〜嬉しい〜!私これずっと大切にするね!」
「この筆箱、布でできてるから落ちないと思って。これに書いてください♪」
という涙ちょちょぎれちゃう言葉も、いっぱいくれました♪
もう一つ印象的だったことがありました。
帰りに玄関で出会った低学年の男の子が
「家の近くに公園があるから、そこでできなかったことがんばってみる!」
と、手を握って言ってくれたのです!
Grow Upの歌とトークを、しっかり理解してくれたんだな〜ととっても嬉しくなりました。
先生方もありがたいことに大変協力的で、お出迎えのご挨拶から搬入に搬出、
私達にもお茶をご用意くださったり、子どもたちが持っている3曲の歌詞を
すぐさま保護者の方に配布してくださったり、機材車で帰る際も、
見えなくなるまで大勢でお見送り下さいました。
こんな学校こそが、全国に必要なんだろうなと思います。
先生方が校長先生を中心に、心を一つにできる学校です。
子ども達がそれを見て、お手本にしたいと思える大人がいる学校です。
大津のいじめの事件がありました。
教育現場に激震が走り、その振動は日本全体の家庭にも波及しています。
学校とは、本来楽しい場所であるべきで、学び、社会性を身につけ、友情を育み、
肉体的にも精神的にも、著しく成長を遂げる可能性に満ちた場所だと思います。
それが、一部の生徒による暴走により学校全体が歪んでしまうのはもってのほかで、
「いけないことはいけない」と断固として言える大人が本来の道へと
導く役割を担っていると思うのです。
むしろ、大人こそが、最後の砦とも言える存在だと思います。
大人とは、教師だけでなく、地域の人みんなのことです。
子どもは、大人の背中を見ています。
見て見ぬ振りをする姿も、保身する姿も、逆境に立ち向かう姿も、
努力を続ける姿も、全部見ています。
「見られている」その自覚を持つのは、選ばれし者、ではなく、
成人式という節目を迎えた人「全員」なんじゃないかな、と思うのです。
一途はこれからも、いじめはいけないことだと伝えるためにも、
こんなにがむしゃらな大人だっているんだってことを見てもらうためにも、
学校で歌い続けたいと思います。
お招きくださった校長先生、そしてたくさんお手伝い、
お気遣いくださった先生方、本当にありがとうございました。
織田小学校は、最高の学校です!!!
これからも、子どもたちが子どもらしさを失わず、
のびやかに育ってくれることを、心から期待をしています!(^_^*)