いつもありがとうございます。
2月21日付けの日刊県民福井さんに、制作中の楽曲について記事を掲載いただきました♪
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越前市白山地区の市民団体「水辺と生き物を守る農家と市民の会」さんより、
楽曲制作依頼をいただいたのは去年の5月。
いろいろ勉強をさせていただいたところ、
未来を担う子ども達に必要な活動であることがわかってきました。
活動の発端となったのが、一羽のコウノトリです。
昭和45年に絶滅危惧種であるコウノトリが白山地区に飛来しました。
驚いた村人達は「コウちゃん」と名付け、
小学校の児童たちはどじょうやふななどエサを集めて温かく見守りました。
ある日くちばしが折れていてエサが上手に食べられないことがわかります。
みるみるうちに痩せて行くコウちゃん。
必死の思いで捕獲をし、兵庫県にあるコウノトリセンターに保護を依頼しました。
コウちゃんはぎりぎりのところで命をつなぎ止めることができましたが、
生涯で産んだ卵のうち、無事に孵ったのはたった一羽でした。
その一羽がまた子を産み、やがて福井へも来鳥し、村は歓喜に包まれます。
しかし、飛び立った後、別の場所で倒れているのが発見されます。
胃には少しの草しかなかったそうで、それは餓死を意味するそうです。
農薬があるとコウノトリのエサとなるドジョウ、フナ、カエル、
サンショウウオなどは死んでしまうため、自然界の食物連鎖のトップにいる
コウノトリは食べるものがなくなってしまうのです。
しかし、一概に農薬のせいにはできません。
収量を増やすため、そして命をつなぐ手段でもある農薬。
それがなかったら日本のお米を作る農家が倒れてしまいます。
その狭間での葛藤は続き、今は試行錯誤を続けながら現代でもできる
農薬を使わない田んぼ作りを広めておられます。
堀江会長は「コウノトリのためなのですが、結局は人間のためなんです。
子孫が健康で生きていられる環境を作らないと、今度は人間がコウノトリと
同じ運命をたどってしまう」とおっしゃっていました。
さらには「大丈夫、絶対に良くなる。立ち止まることなく続けて行けば、
少しずつノウハウがたまっていき、もっと質が良くて人にも優しいやり方が出て来る。
不可能なことだって、可能にしてきたから今のこの便利な世の中になっているんだから」と。
インタビューをさせていただいたり、
過去に掲載された新聞記事をお借りして仕上げた「未来に残そう命の環」は、
今年の秋に発表予定です♪