8月13日(月) 朝6時30分鯖江出発。
震災があったあの日から、いつか応援しに行きたいと願っていたことが実現し、
いよいよ旅が始まった。
車中、それぞれ今回の旅のテーマを漢字一文字で決める。
くまちゃんは「仁」
どんちゃんは「元」
私は「感」
どこまで現状を受け止めきれるのか、弱い私は目をそらしてしまうのではないか、
それが失礼なことになるのではないか、正直不安があった。
でも役に立てるかわからないからといって、それが行かない理由にはならない。
応援をしたい気持ちだけを見つめることでこの日を迎えた、というのが正直なところ。
行くからには、目を背けずに見ること。
そしてそこにいる(いた)人々の思いを「感」じることを、この旅のテーマとした。
福井を出発して約9時間後、石巻市に入り、仮設住宅をいくつか見る。
ひとつひとつが小さめの印象。 川と住宅地の高さにあまり差がないことにも少し驚く。
16時、石巻市女川町にある
女川温泉華夕美(おながわおんせんはなゆうび)に到着。
こちらは震災直後から3ヶ月は避難所とし、その後はずっと支援団体や工事関係者の
前線基地兼宿泊施設として活躍されたところ。
ここが初めて東北の方と初めて触れ合う場所となることに、少し緊張する。
新鮮な海の幸がふんだんに使われたお夕食を味わう。
どのお給仕さんも屈託のない笑顔と、短めで後味の良いギャグ。
被災したことをおくびにも出さない対応にしみじみ感動。
夕食中、翌日はライブのため、夜遅くにホテルに帰ることになると気づき、
夕食時刻を過ぎることをお給仕さんに相談すると、
「上の者と相談してきます」という言葉とともに消えるが、
すぐに戻り「過ぎても料理長と私が残ってお給仕させていただきますので、
大丈夫です!ちゃんと女将にもOKもらいましたから、任せて下さい!」と
満面の笑み。
「おもてなし」に全力を尽くしてくださる方に恥ずかしい顔をしたくないと、
改めて明日はがんばろう!と思う。
東北応援ライブツアーレポート1日目
〜第1弾 ツクイ大街道グループホームサンフラワーさん〜へ続く