いつもありがとうございます。
このブログは、どんちゃんに同行したエリー(株式会社ウォンツスタッフ)
が書かせていただきます。
一途どんちゃんが、フィリピンへスタディーツアーに行きました!
目的は、世界の子どもたちの現状を日本の子どもたちに伝えるためです。
さらに、人々が困っていることは何か、求めているものは何かを学び、
今後、貧困支援事業を起こし、世界中の人に喜んでもらうためです。
スタディーツアーの訪問先で学んだことを一途のブログでも
紹介せていただきます。
(このツアーは、株式会社ウォンツの貧困支援事業の一環です)
2015年3月23日(月)は、サンホセ地区にあるカシグラハンという
村へ伺いました。
カシグラハンは1999年にできた村で、パヤタスという地区で起こった
ゴミ山崩れの被災家族や、マニラ首都県内の様々な貧困地区から
立ち退きをさせられた家族の再定住地です。
コンクリートづくりの家が隣同士ぴったりくっついています。
お店屋さんをしている家庭が多く、市場のような印象でした。
まず、村にある小学校へお邪魔しました。
この日は併設している幼稚園の卒業式!
卒園証書を持った子どもたちが集まってきてくれました。
どんちゃんが自己紹介で「ミュージシャンです♪」と伝えると、
この村を案内してくれるNGOソルト・パヤタスのスタッフさんが、
小学校の先生に急遽お願いしてくださり、なんと突然の学校ライブ☆
をさせていただきました!
最初は、ステージで自己紹介をするどんちゃんを
珍しそうに見つめていた子どもたちも、どんちゃんが歌い出すと、
だんだんと笑顔になり、子どもたちも先生方も、手拍子で盛り上げてくれました★
ふるさと、幸せなら手をたたこう、たんぽぽの花が咲くように(一途)を
歌わせていただきました!
幸せなら手をたたこうは、 子どもたちがタガログ語で歌ってくれました!^^
どんちゃんが歌う様子を見ていて、音楽のパワーを感じました。
言語や生活環境が違うのに、同じ音楽を聴いて子どもたちが
笑顔になっていくのです。
普段、日本の学校で行っている一途のライブと同じだなぁと思いました^^
ライブ後は、お友だちと一緒に記念撮影をしました♪
みんな元気いっぱいです!
教室で、先生をしている女性にインタビューさせていただきました。
フィリピンでは、小学生でも、家庭の事情
(お金がない、家事を手伝わないといけない等)で
卒業する前に学校をやめてしまう子がいます。
この学校では、なるべく全員が卒業できるように
家庭訪問をしながらサポートされているそうです。
村を歩いていると不思議なものを見つけました。
これは、電気メーターがあった場所だそうです。
村の人は、全部盗まれてしまったと話していました。
鉄くずとして売ると、いい値段で売れるからです。
この村の電気メーターは、どこも写真のような状態でした。
村の家庭訪問へ向かい、家の中にお邪魔しました。
電気は通っていますが、家の中に照明設備が1つ、2つしかなく、
とても暗かったです。
この家のお母さんの仕事は、家事使用人です。
ここの家は、借りている家だそうで、家賃は払えていないから
いつ追い出されるか分からないとおっしゃっていました。
そんな不安を抱えながら、日々働き、子どもを育てるお母さんの
気持ちを思うと、「大変ですね」という言葉では足りない気がして、
お母さんの話に対して、私はうなずいて聴くことしかできませんでした。
子どもたちは、おみやげのなわとびとシャボン玉で
元気いっぱい遊んでくれていました♪
かわいい〜〜!!
自己紹介の後に、どんちゃんが
*何か自分たちに出来ることをして、
みなさんに喜んでもらいたいと考えていること
*そのために、まずは人々が何に困っているのかを
知るために日本から来たこと
を伝えると、お母さんは優しい笑顔でうなずいて、
食事のこと、子育てのこと、収入のことなどをお話してくれました。
心を開いてくださったことが、お母さんの表情から伝わりました。
今日の昼食は、ごはんと、お魚だそうです。
家屋の外には、台所(写真左)と洗濯場(写真右)がありました。
ガスは無いので薪を組んで、マッチで火をつけます。
日本で、ガスコンロのボタン一つで火がつくこと、
本当にありがたいと思いました。
洗濯物は、洗濯板でゴシゴシこすって洗います。
私は日本で洗濯機を使っていても、 洗濯機セットして、干して・・・
と十分大変だと感じていましたが、 全部手洗いで、絞って脱水して、
干して・・となると、もっと時間もかかるし、力もいるし、本当に大変です!!
家族全員の洗濯物を手洗いしているお母さんのこと、心から尊敬しました。
外に出ると、急に大雨が降ってきました。
3月は乾季なので、久しぶりの雨だそうです。
村の道路はあっという間に水に浸かってしまいました。
福井県で道路が冠水することはめったにないので、見慣れない光景にかなり戸惑いました。
ところが、子どもたちは大喜び!!
久しぶりの水遊びです^^!!
水着に着替えて外に飛び出す子も!!
一見微笑ましく見えるかもしれませんが、実はこの水、
とっても不衛生で、健康上危険な水だそうです。
野良犬、野良猫のフンなどが一緒に流されて水の中に混ざっているため、
子どもたちは、足の怪我などから菌が入り、皮膚病になってしまうことも
多いそうです。><
地元NGOなどが冠水した水で遊んではいけないことを
子どもたちに伝えていますが、気温が高い地域だからこそ、子どもたちも
「水遊びをしたい!」という気持ちを抑えられずに、
毎回、大はしゃぎだそうです。
保健・衛生に関する教育が行き渡るような仕組みがあればいいなと思いました。
次に、八百屋さんをしている家庭を訪問しました。
いつもは家の外に野菜を並べて売っていますが、今日は雨なので売らないそうです。
「早朝、まだ外が暗い時間に遠くまで野菜を仕入れに行くのが大変です」
と、語るお母さんの表情はとても疲れた様子でした。。
これは、寝室のベッドです。 シングルサイズのベッドに、
家族みんなで寝ているそうです。
狭いから、床で寝る子もいるとのこと。
私が普段の生活で、毎日安心して眠ることができ、
ゆっくり休める環境がどんなにありがたいか、改めて「家」に感謝しました。
日本での生活とは環境も全然違っていましたが、
実際にこの村にお住まいの方と顔を見合わせて、
困っていることや苦労していることを伺うことができ、
「みなさんの役に立つことがしたい!」と感じました。
この村の人々に寄り添って支援するNGOと一緒に取り組んでいけるよう、
私たちもを情報収集を進めていきたいと改めて思いました。
2日目のパヤタス地区のブログへと続きます