3日目:あさひ幼稚園にて人形劇をさせていただきました♪

いつもありがとうございます。

3日目は、南三陸町志津川にある「あさひ幼稚園」にお邪魔しまして、
一途&くまちゃん人形劇をさせていただきました!

木のぬくもりあふれるモダンな建物で、機材車を降りるなり、
子ども達が小さな手をふって歓迎してくれました〜!

セッティング中の私たちに、子ども達は興味津々!

くまちゃん人形劇は、
一途と一緒に「どんぐりころころ」の手遊びから始まります。

手遊びはどんどんスピードアップしていきますが、
くまちゃんが 「できたひとー??」と尋ねると

「はーい!」と答えてくれます!

先生方もとっても可愛い笑顔でしたよ〜〜♪♪

子ども達はどんどん夢中になって、
終わる頃には全員がキラキラ笑顔になっていました!

いよいよくまちゃん人形劇です!

この人形劇は参加型ですので、
子ども達は心に思ったことを何でも言っていいことになっています。

その説明をすると、子ども達はキョトンとしていたものの、

さる吉が出て来ると笑い、

海賊が聞けば答え、

父ちゃんが顔を洗ってないだけで笑い、

父ちゃんが手伝って、と頼めば全力で手伝い、

思ったことをどんどん声に出し、まるで劇の世界に入り込んだように、
夢中になって楽しんでくれました!

子ども達がバカウケ中の動画はこちら♪

怒濤のさる吉コールの動画はこちら♪

劇の終わりには、お人形を触ってみたい子に前に出て来てもらい、
人形を動かしてもらいながら、くまちゃんがその声をアテレコしました♪

そしてお人形も触ってもらいました♪

ご挨拶をして終了です。

<お茶っこしながら、当時の様子を伺いました>

お茶っこ(この地域では、お茶を飲みながらお話することを、お茶っこ、と言います)
の時にこちらの先生とお話をさせていただいたのですが、
3月11日の地震が起こったあの日、今まで感じたこのない大きな揺れだったので、
すぐに子ども達と近くの高台にある学校に避難し、全員が無事だったそうです。

この幼稚園には、消防が避難訓練の指導をしてくださり、
「もしこの道が塞がっていたらどうしますか?」
といったシュミレーション的質問をしてくれるので、
職員さんたちであらゆる場合を想定し、
臨機応変な対応ができるように普段から訓練を積んでおられたそうです。

今回も、3月で田んぼに水がなかったので、予定にはなかった畦道を歩き、
最短距離で避難場所に到着できたそうです。

そして親御さんたちにも、普段から避難場所は伝えてあったため、
連絡をしなくてもちゃんとみなさん無事にお迎えに来て下さったそうです。

「備えあれば憂いなし」 をしっかり実行していたことが、
子ども達の安全を守りながら速やかな避難に繋がったのだなあと思います。

もうひとつ、畦道を使ったというのも、先生方の機転だったそうですが、
そんな冷静な判断ができたのも、備えを怠らなかったことが
一番の答えなのだろうなと思います。

この地区の近くにある戸倉中学校のお話も伺いました。

今は閉校した学校ですが、震災当時は全員グランドに避難をしていたそうです。

マニュアルには、「屋上に避難すること」とあったのですが、
地元に住んでいる教員が、山の上にある神社に避難すべきだと校長先生に進言し、
神社への避難を決断されたそうです。

津波に追われるようにして逃げ、実際水につかる人もいたそうですが、
ほぼ全員が助かったそうです。

ちなみに津波は、マニュアルにあった「屋上」を優に越えて行ったそうです。。。

このマニュアルは、役所が作ることが多いらしいのですが、
「最悪のパターン」を考えてのマニュアルだそうです。

例えば、「地震の後10分後に津波が来たら、逃げ切れるのはここ」という風にです。

当然そうだろうな、と想うのですが、この地域に津波がやってきたのは地震の30分後でした。

時間に少し余裕があったため、少し遠くのもっと高いところに逃げ切れたわけです
(ギリギリではありましたが)。

しかし、この30分が命取りになった場合もとても多かったそうです。

地震がきて即避難したものの、20分たっても津波がこない。

だから一度家に戻ろう、そう考えて帰った人がほとんど戻って来れなかったらしいのです。

マニュアルはあっても、結局は各人の判断になるし、
学校などではトップの判断に委ねられるのです。

戸倉中学校の場合は、校長先生の決断力が、生徒達を救いました。

でももし先生の進言を聞き入れず、マニュアル通りに行動していたら・・・。

今回のツアーでは、そんな「決断力のあるリーダー」お話を伺う機会が多いように感じます。

あさひ幼稚園の子ども達は、帰りもベランダから手を出し、
「ありがとうございました〜!」
「ばいば〜い!」
「またきてね〜!」
とずっと見送ってくれました!

素直な子ども達は、明るく美人な先生達に守られ、
伸びやかに育っていくことでしょう!^^

お昼ご飯は、伊里前商店街に立ち寄りました。

あらっ?テレビで見たことのあるお方が!

東北の熱い魂を持っておられる、サンドウィッチマンの伊達さんでした〜!

伊里前商店街にお越し下さり、ありがとうございます!!!

この日のことが書かれているをブログ拝見しましたが、この地域とちゃんと向き合い、
大切に想って下さっていることが感じられて、一瞬で大好きになりました!

大至急DVD、買います!(買いました!)

いつも福井へのお土産を買わせていただいている丸荒さんに寄ったのですが、
このテレビに出るためにスタッフの方が着ぐるみを着ておられて、
とってもかわいかったです♪

丸荒さんでは、念願の「キラキラウニ丼」をいただきました!

クリーミーで香り良く、白いご飯によく絡んで、とっても美味しく頂きました〜!!

丸荒さんと、三陸の海に大感謝なのでした。

<気仙沼市>

少し足を伸ばして、気仙沼市に行きました。

南三陸町から気仙沼まで1時間ほどですが、道中の様子はこんな感じです。

気仙沼市は3度目のツアー(2013年8月)で少し見学をした場所です。

【その時のブログ記事はこちら】

下の写真のようにまだ壊れたままのところもありましたが、

大きな変化がありました。 それは、整備が急ピッチで進められていたことです。

札幌や千葉、福井など他県のダンプがバンバン走り、 ショベルカーにダンプカー、
その他たくさんの工事車両がひっきりなしに動いていました。

止まっていた時間が動き出している、そんな雰囲気が感じられます!

また、福井ナンバーのダンプカーを見つけた時には、
手を振りたくなりました〜♪(一瞬ですれ違うだけでしたが)

ダンプカーのフロントに
「がんばっぺ!俺!」 と書かれたプレートを掲げている方がおられ、
大きく納得すると同時に、通り過ぎた後になりましたが心でエールを送りました!

私たちもせめて応援消費をしようと、
お土産屋さんで家族やスタッフへのお土産を購入させていただきました。

このお店の玄関には、震災当時の店内写真が貼り出されており、
初めて東北入りしたスタッフも真剣に見ていました。

その悲惨な状態の写真から、驚くほどに復活を遂げておられ、
それを知るとますます応援したくなります。

この気仙沼では、前を向いて、着実に、
人と環境が整い始めているのを目にすることができ、嬉しいひとときでした!

ゴールはまだ先だとは思いますが、応援しております!

4日目:伊里前保育所でくまちゃん人形劇、
みのりの園で一途ライブをさせていただきました♪へと続きます

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