2日目:南境7団地(北)集会所で団地音頭を踊りました♪

いつもありがとうございます。

ツアー2日目は、石巻市最大(つまり日本最大)の仮設住宅がある
南境へお邪魔しました。

こちらでライブをさせていただくのは4回目!

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北集会所前では、団地音頭の作詞者である安藤さんが待ち構えてくれていました!

集会所に集まって来てくださるみなさんからは次々と、
「あら久しぶり〜〜〜♪♪」 と迎えて下さって、ホーム感いっぱい!

私たちも 「ただいま〜〜〜♪♪」 と普通に答えてしまいます。

いつも手編みの手芸用品をプレゼントしてくださる方がおられるのですが、
その方からお聞きしたお話です。

震災前は、「知らない人に声をかける」なんてことは絶対なかったけれど、
震災後、この仮設に移って来て知らない町の人達と力を合わせて来たこと。

そして大分県の方が心の応援にと送って下さったチューリップの球根をきっかけに、
大分県に出向いて震災当時の話をするなどしていたら、自分に自信が出て来たこと。

そしてそのおかげで、同じ活動をしている方々には積極的に声をかけられるようになり、
今は、好きな踊りや手芸を通して、大分県やイベントで知り合った方々にどんどん声をかけ、
一緒に踊ったり、プレゼントのしあいっこをしているそうです。

とっても楽しくて、世界が広がって、嬉しいの〜!とおっしゃっていました。

以前お会いした時はどちらかというと控えめな女性だったのですが、
溌剌とした表情と相変わらず優しい口調で穏やかに話して下さる様子には、
私たちも一緒になって「いいね!いいね!」と、嬉しくなりました!

球根を送って下さった方に、何かお礼をしたいと、
今は更地になってしまった自分の家があったところに植えられるだけ球根を植え、
咲いた時に地元の新聞記者を招き、記事にしてもらってそれをお礼に送ったそうです。

そのお礼の仕方に、東北魂を見た気がしました。

「精一杯」 その言葉以外に見当たらないほどの感謝の表現だと思います。

それからその大分県の方とお友達になり、その土地を訪問するまでに至ったそうです。

集まって来て下さる方と、いろいろそんなお話をしたあと、
いよいよ久しぶりのライブです♪

今回のセットリストはこちら〜♪
1.むすんでひらいて
2.幸せなら手をたたこう
3.夕焼け小焼け
4.蝶々
5.母さんの歌
6.ふるさと
7.酒と泪と男と女
8.仰げば尊し
9.団地音頭
10.団地音頭をもう一度

皆さんがご存知の歌を、一緒に歌いました!

最初の自己紹介のときから、手を叩きながらの大笑い!

もう最高の笑顔なので、私たちだって最初からエンジン全開です♪

手遊びもみなさん積極的に参加してくださいました♪

「団地音頭」は、この踊りを考えて下さった
「セブンシスターズ」改め「ひまわり」の皆さんと、輪になって踊りました!

歌詞を考えて下さった安藤さんも、ここの仮設にお住まいなのですが、
満面の笑顔!

風邪の直りかけだ〜とおっしゃっていましたが、
あの笑顔を見るともうすぐ完治することと思います♪

踊り終わったあと、どんちゃんが言います。

「みんな、いいな〜踊れて!ボクもその輪に入りたい!」

でもボーカルがいないと踊れませんので、残念ながら却下ですw

アンコールをいただいたので、再度「団地音頭」を♪

椅子を移動させ、私たちの楽器も後ろに移動させ、
広い場所を作って一緒に思いきり踊りました!

最高に楽しい時間!

あと何回でも踊れる!

と思えました♪

あとでこの場をセッティングしてくださった
NPO団体「やっぺす石巻」さんのお話では、普段なかなかお話しない方が、
笑顔になっていたり、踊りに参加したり、私たちとしゃべっている様子を見て、
「音楽ってすごい!」って思った〜と教えて下さいました。

そう、音楽の力って、私自身も計り知れないものがあるんですよね。

だからそのお話をきいて、やっぺすさんと一緒になって驚いちゃったのですが、
でも普段から接しているやっぺすさんが喜んでいる姿も、
見ていてとっても嬉しく思いました!

やっぺすさんは、この仮設住宅にお住まいの方々を
あらゆる面からサポートするNPO団体なのですが、
「仮設住宅の人が、0人になるまでこの活動を続けようと思ってます」
とおっしゃっていました。

震災でご自身もつらい思いをされているけれど、前を向き、
明るい未来になることを信じて、また数年後を見据えて行動し、
大きな笑い声ときめ細やかな心配りで、仮設の皆さんを支えておられるやっぺすさん。

この方々のおかげで、仮設の方々は窮屈な暮らしながらも、
楽しみを見つけて日々を暮らしておられるのかもしれないなと思います。

ここは仮設完成当初は5,000世帯が暮らしておりましたが、
今でもそうかわらない数の家族がお住まいだそうです。

来年には、復興住宅がたくさん建つ予定で、
そうなったら出て行く方も少しおられるのでは、とのことでした。

しかし、今回のライブに参加してくださった元気いっぱいの女性が
外にでて楽しいことを見つけている一方では、
外にはあまり出てこない男性もおられるそうで、
その点を心配されていました。

私たちも微力ながらお手伝いをさせていただきたく、
またここでライブをさせてもらいたいな〜と強く思いました。

3ヶ月後の8月にもまたお会い出来る予定なので、
それまでお互い元気に過ごしましょうね〜!^^

追記

ーーー

5月27日に地元紙「河北新聞」に掲載されました♪

3日目:あさひ幼稚園にて人形劇をさせていただきました♪へと続きます

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