2日目:松原苑さんにてトーク&ライブをさせていただきました♪

いつもありがとうございます。

8月14日(水)は陸前高田市にあります、
介護老人保健施設 松原苑さんにて
トーク&ライブをさせていただきました!

気持ちのよい風が吹き渡る丘の上に建てられた、立派な建物です。

こちらは津波の被害は免れたそうですが、
地震によって窓ガラスが割れたり天井に亀裂が入ったりしたため、
入所者のみなさんは別の場所で一時を過ごしたそうです。

とても寒い日で大変でした、と職員さんが教えてくださいました。

窓からは陸前高田市一帯と海までが一望できるのですが、
津波がすごい勢いで町を飲み込んで行く様子が見えたそうで、
どれだけ恐ろしく不安だったろうと胸が痛みました・・・。

自分の家が消えてなくなる様子を見るなんて、その心中は想像すら難しいことです。

リハーサルが終わり、おじいちゃんおばあちゃん方がお集りくださったところで、
鯖江市長からお預かりしてきた親書をお渡しいたしました。

自己紹介をし、いよいよスタートです!

今回のセットリストはこちらです。
1.むすんでひらいて
2.夏の思い出
3.七つの子
4.四季の歌
5.富士の山
6.幸せなら手を叩こう
7.茶摘み
8.夕焼け小焼け
9.ぞうさん
10.ふるさと
11.団地音頭(一途)
12.上を向いて歩こう
13.仰げば尊し

前回に引き続き、くまちゃんの場所には岩崎に座ってもらいました♪

皆さんが知っている歌をチョイスし、一緒に歌って、
手遊びもたくさんしました〜♪

オリジナルの振り付けをして歌って下さる方がいらしたり、
歌詞を完璧に覚えてらっしゃる方がいらしたり、
大きな口をあけて歌ってくださったり♪

時に丼ちゃんトークでも笑ってくださって、その笑顔のかわいらしいこと!

団地音頭も披露し、私と岩崎とで踊りました♪

記念撮影もさせていただきました〜♪

撤収作業中に 「楽しかった〜♪また来てね〜♪」
とかわいいカチューシャをつけた車椅子のおばあちゃんが声をかけてくださり、
またまた嬉しくなりました!

撤収後は、昨日と同じ道を通って南三陸へ。

2回もライブをさせてくださっている、伊里前福幸商店街へ行き、
丸荒さんで大好きな海の幸セットを買ったり、
商店街の会長さんにご挨拶させていただいたり♪

みなさんとも顔なじみになれて嬉しい限りです!

そして親戚にも会いにいきました!

新しく作った「団地音頭」CDを、南三陸町長に渡して下さるとのことで、
お言葉に甘えて牧野市長からの親書とともに預けてきました。

久しぶりに会えた親戚は、いろいろありながらも元気で過ごしてくれていて、
ぬくもりをいっぱい感じさせてくれました!

到着するなり
どん&み「ただいま〜!(この家に来るのはまだ2回目)」
親戚「お帰り〜!シャワー入る?」 ・・・いきなりシャワーです。

仲良しの友だちが遊びに来ても、シャワーを勧めたことが一度もない私は、
驚きながらもなんとも嬉しい気分になりました♪

ご飯をいただきながら、いっぱい「うだづべん(歌津弁)」も習いました〜♪
親戚「どすこめら〜!って浜の方では言うんだどもね、意味わがる?」
ど&み「えーと、ガメラの仲間?」
親戚「あーっはっはっは!おまえら〜って意味だよ」
ど&み「じゃあ、あなたのことがとっても大好き!はなんて言うの?」
親戚「おら、おめのごと、いっぺ、すきだぁ〜」
ど&み「かわいいい〜〜〜〜!!」
親戚「やんだ〜、ひっさすぶりにごんなごと言っつまった〜(赤面)
そんなごといいがら、はやくすす食え!」
ど&み「すす?」
親戚「すすだぁ、すす!あっ通じねえべな、すーし!寿司だっぺす!
あーはっはっはっは!」
ど&み「すすね!わ〜いただきま〜〜す!!」

親戚のお友達も家族も集まってくれて、
みんなで大爆笑しながら食卓を囲みました。

また、親戚の親戚であるサトコさんという女性は、
故郷の当時の様子をいろんな人に聞いたり文章にしてもらい、
それを小冊子にして売ったり配ったりしているとのことで、
興味深く見せていただきました。

震災当時、その人が見た風景や発した言葉がそのまま掲載されていて、
背筋がぞっとする内容です・・・。

屋上まで逃げたものの、津波はどんどん競り上がって来たため、
お年寄りを中心に皆で円陣を組み、流れに堪えた話。

山に登ったものの町へ下りる道が崩れて孤立状態になったが、
村の長の判断で若者20人くらいで復旧させ、そこが後々生命線となった話。

避難所の体育館へ行ったものの700人もの避難者がいたため座るだけで身動きできず、
寒さも体育館のカーテンを外して暖をとった話。

食料班・ガソリン班・灯油班を作って、
食料班は神付や流された冷蔵庫の中の食べ物や調味料を拾い、
ガソリン班は壊れて動かなくなった車からガソリンを抜いて調達
(動く車からは絶対にとらないというルール)し、
灯油班は流された買い置きのポリタンクがあるはずだからそれを探して拾う、
といった「自分たちで生きる」というサバイバルのような生活をしていた話などなど。。。

地震当日の夜の様子が体験者の目線で書かれていました。

これは福井のみんなにも読んでもらいたいと、3冊いただきました。

さて、親戚の家では急遽晩ご飯をご馳走になることになったにも関わらず、
せいいっぱいのおもてなしをしてくださる皆さんにすっかり甘えて、
本当に居心地のいい時間を過ごさせてもらいました!

スタッフも 「こんな温かい家族、最高ですね!」 と大感激!

エネルギーをいっぱいもらって、(お土産もいっぱいもらって!)石巻市へと戻りました。

3日目その1:石巻市、女川、南三陸の見学に行きましたへと続きます

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