いつもありがとうございます。
去る4月28日(木)、現在就職活動をしている
学生さんたちに向けた会社説明会を開催いたしました。
雨の中たくさんの学生さんたちが集まってくれて、
ウォンツに興味を持ってくれて、本当にありがたいことです。
社内を歩いてご案内〜♪
座談会では、一人一人のお顔を見て
「お家の方に大切に育てられたんだろうな」
なんて行き過ぎた想像をしながらw
楽しくおしゃべりをさせていただきました♪
若いって、それだけで素晴らしいですね〜^^
ひたむきで、純粋で、素直で。
どの子を見てもこれから未来がパンパンに詰まっているんだなあ、
眩しいなあ、と思いながらお見送りまでさせていただきました。
ちなみに前回「お靴の履き間違え」が何件かあったのでw
今回は自分のお靴にお名前を書いていただきました♪
創業からはや16年、株式会社化して14年になるウォンツですが、
幹部たちが最も気にしていることが
スタッフが「適材適所」で働いてもらえているかどうかです。
もちろん、「やったことないことにチャレンジ」してもらうのも
本人のやる気次第で応援もしますが、
スタッフが毎日ベストを尽くせるような人事を考えたり、
環境を整えることもとっても大事なことだと思っています。
正直・・・そんなの当たり前・・・ですよね^^;;
その通りなんですが、
小さい会社だと人手が足りないために
どうしても「ちょっと無理をしてがんばってもらう」
というところも出てきてしまうのです。
この「適材適所」をより深く考えるきっかけが、
ウォンツに入社して数年たった、スタッフの一言でした。
そのスタッフは、真面目で誠実で優しい子なのですが、
同じミスを繰り返したり、話を聞くのが苦手だったり
相談せずにマイルールで動いてしまったり。
どうにか育てたいと四苦八苦してきましたが、
もう手がない、というところまで来て
「実は私、発達障がいなんです」と教えてくれました。
光明が見えた気がしました。
そのスタッフが理解しやすい伝え方に変更し、
改善案は思いついた人が出すようにし、
相談事のルールを決め・・・。
紆余曲折あったものの、得意分野を活かせる業務に
ついてもらうことで、今は楽しく仕事に取り組んでくれています。
(このブログにこうやって出すことも了承してくれています)
しかし、仕事は仕事です。
ミスしたら反省&挽回させるし、
同じポカをすれば一緒に改善案を考えるし、
人として間違ったことをすれば叱ります。
周囲は正面から向き合い、
障がいを隠れ蓑や言い訳にすることもお互いにありません。
そのスタッフが元気ハツラツで働いてくれているのを見ると
しみじみ良かったなあと思うと同時に、
そうもできずに窮屈な思いをしながら働いている方たちも
いるんだろうなって思います。
ひょっとすると、ウォンツを作っていなければ、
私自身がそうだったかもしれません。
近頃は「障がい」って今頻繁に耳にしますよね。
「算数障がい」とか。(そんな名前まであるんだ!)
私も多分名前がついていないだけでおそらく算数障がい
じゃないかなと思っています。
でも、おかげさまで数字に関しては頼れる仲間がおりますし、
得意な文章に関しては、その分がんばります。
「できることをがんばろう
できないことは助け合おう」
という言葉が、一途が携わらせていただいた
鯖江市の授産施設「福授園」さんの園歌に入っています。
それって、障がいがあるから助け合おう、ってわけではなくて、
家族でも、学校でも、会社でも、どこでも同じなんですよね。
誰にだって得手不得手があって、それを助け合うのが
家族だし、クラスだし、会社の部署ですよね。
会社においては、その人の適性や能力に応じて、
それにふさわしい地位や仕事に就かせる「適材適所」
であるのが一番の理想だとは思うのですが、
業務内容によっては、そうできない場合もあります。
ですので、
苦手分野を補い合えるという「適所」(仲間や環境)を作る努力も、
会社として大切なのかもしれないな〜と思います。
そんなことを話していたら、友人から
「4月からこんな法律も制定されたんだよ〜」と教えてもらいました。
〜障害者差別解消法〜
正式名称:障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律
障害のある人もない人もその人らしさを認め合いながら、
共に生きる社会を目指すために作られた法律、だそうです。
ざっくりとした内容は
◆不当な差別的取り扱いの禁止
役所や会社や店舗の事業者が、障害のある人に対して、
正当な理由なく障害を理由として差別することを禁止
◆合理的配慮の提供
役所や会社や店舗の事業者に対し、障害のある人から
何らかの対応を依頼されたとき、負担が重すぎない範囲で対応すること
ページを見ると「差別されたと感じたできごと」や
「配慮されたと感じたできごと」など事例がいっぱいあり、
自分らしくいれない辛さや悲しさ、逆に、
助け合える喜びや幸せもたくさん詰まっているように感じました。
差別する方も悪気があってやるわけではなく、
単純に知らなかったから、というケースもあるだろうし、
かといって、障がい者としても、「私はナントカ障がいです!」って
アピールして回るのもおかしいし、
お互いに「知らなかった」「わかってもらえなかった」という
食い違いから生まれる差別は、なんともやるせない気持になります。
だから、互いを知ることって、大事なことだなあって思います。
思い込みで相手を判断するのって、いろんな可能性をつぶすこと
でもあると思うので、すごく怖いことだなあと。
一途では
「自分らしくいていいんだよ。それはお友達だって、
お友達らしくていいってことだよ」
とお話しています。つまり、お互いを認めようってことです。
それは子ども限定、のことではなく
会社でも互いの良さを認め合わないと
チームワーク発揮はされないので大人も同じですよね。
自分らしさを殺さず、また人の「らしさ」も殺さず、
どう活かし合えばいいか?どう成長して行けるか?
を、真正面から向き合えって考えられる仲間が集まった
「Wants Group」でありたいなあと思います。(*^-^*)