いつもありがとうございます。
10月22日（水）は、滋賀県甲賀市 柏木小学校にて
親子コンサートが開かれ、一途が公演させていただきました♪
みんなワクワクした笑顔で、
自己紹介でもいっぱい笑ってくれました♪
今回のセットリストはこちらです。
1.咲き始めた花
2.かあさんへ（手紙朗読）
3.ぼくのゆめ
4.Grow Up
今回初めてチャレンジしたのが、「かあさんへ」というタイトルの手紙朗読です。
誰が書いた手紙かというと、「放火をする危険人物」と見なされ、
現在精神病院にて薬によって1日のほとんどを眠って過ごしている男性です。
このお手紙は、集中して聞いてもらうため、
目を閉じ、下を向いてもらいました。
私が読みながら、どんちゃんがギターでBGMを奏でます。
読む間中、保護者の方々からの目から涙が。。。
許可をいただきましたので、
そのお手紙を 全文掲載させていたきたいと思います。
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かあさんへ
母さんは
僕のことを嫌いだったよね
頭が出来ない子で
泣き虫で
母さんを
いつも苛立たせていた僕
でも
僕は母さんが好きだった
大好きだった
母さんの後を追いかけては叱られていた
母さんが僕の父さんと別れて
新しい人が家に来てからは
母さんは
僕をもっと嫌いになったみたいだったね
いつしか僕は
寂しいということに慣れてきてしまった
覚えていますか
この人がこれからお父さんだからね
そう言って家族が増えた日に
母さんは僕を殴ったんだよ
机に頭をぶちつけ
鍋の中のお湯を背中にかけたんだよ
そして母さんは僕に言ったね
「どうしてそんな目をするの だから嫌いなのよ」って
その日から
僕はたくさんと殴られるようになったね
母さんにも
新しいお父さんにもね
僕は十歳になって放火を覚えてしまった
初めて一人で本を燃やした時
暖かかった
大好きだった母さんといるようで
暖かかった
あの暖かさが
母さんにふれているようだったんだよ
そして僕は放火を繰り返すようになり
幾度も少年院や刑務所に入るようになってしまった
母さんが嫌いだった僕は
もっともっと嫌われる子になってしまったね
弟が産まれて嬉しかったのか
寂しかったのか
僕には今でもわからないことが沢山ある
家族というものがあったのかすらも分からない
ただ
僕が母さんを好きだったことだけは本当だよ
母さん
聞かせて欲しいことがあります
母さんは
時々でも僕を思い出すことはありますか
僕を産んで母さんは一度でも幸せでしたか
僕を一度でも愛してくれましたか
聞かせて欲しいのです
長い間
僕は精神病院で過ごしています
薬のせいか
気がつくと眠りこけているのです
まるで母さんの腕の中にいるみたいにです
こんなに大きくなったというのに赤子のようですね
そして母さん
僕から伝えたいことがあります
僕がもうすぐ三十三歳になることを
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この手紙は、社会復帰を目指す子どもたちを支援している
福井県越前市大虫町にあります「はぐるまの家」の方から預かったお手紙です。
安穏と暮らしている私にとって、このお手紙は強烈でした・・・。
火をつけることでしか、母を感じることができなかった悲しみ。
子どもの頃に欲しかった愛を、33歳になっても渇望する痛み。
虐待を受けていても、親を愛する現実。
ライブ終了後の子どもたちは、
「ガチで泣きそうになった」
「っていうか泣いた」
と口々に教えてくれました。
無責任な親であったとしても子にとっては世界にたった一人の親。
子こそ、無条件に親を愛しているのだと強く感じます。
他に演奏した楽曲、「咲き始めた花」では、
親は子を命をかけて守ることをお話ししてから歌いました。
みんな真剣に聞いてくれました。
そして、親は子どもを宝物だと思っているんだよ〜ということもお話しました。
保護者のみなさんに 「宝物だと思う方、手を上げてくださ〜い！」
と言うと、全員が手を上げてくださいました〜♪
みんな、良かったね〜♪
「ぼくのゆめ」では、夢を叶えるコツをお話しました。
夢を持っている人〜？と聞いてみると、たくさん手があがります！
みんなすごいね！
「社長！」
「ダンサー！」
「デザイナー！」
と元気に答えてくれました〜！
どれも素敵！
何より、こうやって発表できることが素晴らしい！
みんなで拍手を送りました♪
この歌では、手を揺らしたり、手拍子をしたりして
聞いてもらいました。
「Grow Up」では、諦めない心についてお話をしてから歌いました。
みんなでジャ〜ンプ！
ノリノリで楽しんでくれました〜！
最後は、代表の女の子たちから花束をいただいて終了となりました♪
柏っ子のみんなは、とにかくとってもとっても素直！
感じたままに動き、感じたままに言葉にできるんだなあと思いました。
団結したら、きっとすごい力を発揮できるんだろうな〜と思います。
お招き下さった関係者の皆様、本当にありがとうございました〜！
またいつかみんなと会えますように^^