いつもありがとうございます。
8月13日(火)、今回のツアーでライブをさせていただく最初の日です♪
ちなみに、昨夜ホテルに到着したのは夕方だったので辺りは薄暗かったのですが、
朝、窓から見えた景色はこちらです。
2回目のツアーの時にもこちらに宿泊させていただいたのですが、
そのときの写真はこちら。
本来はびっしり建物があったところですが、一部しかありません。
朝食後、ホテルを出発しまして蔵ハウス大船渡へ出発しました。
もちろん、このくまちゃんも一緒です♪
ホテル近辺は、いまだに痛々しい姿が残っています。
大船渡市は電車が走っていたのですが、線路も電車も流されたため、
今はそこを舗装し直してバスが通っているそうです。
そのバスを見かけましたが、とてもかわいいバスでした♪
蔵ハウス大船渡さんに到着し、
笑顔いっぱいの職員さんに迎えられながら搬入、
リハーサルをしていると職員さんが素敵な看板を作って壁に貼ってくれました〜^^
近くのデイサービス富岡荘の利用者さんも合流してくださることになり、
その方々がお集りになったところでライブスタートです♪
まずは、鯖江市長よりお預かりした親書をお渡ししました。
そしてくまちゃんの場所に岩崎が座ります〜。
セットリストはこちらです。
1.茶摘み
2.むすんでひらいて
3.富士の山
4.七つの子
5.母さんの歌
6.ぞうさん
7.みちのく一人旅
8.仰げば尊し
9.しあわせなら手をたたこう
10.愛燦々
11.上を向いて歩こう
職員さんがとっても盛り上げ上手なことに加え、
おじいちゃんおばあちゃんもとても気さくな優しい方々ばかりで、
会場一体となって笑い、
↑この若い女性たちは、中国からの研修生だそうです!
とても礼儀正しいかわいい女の子たちでした♪
歌ってくださいました!
手遊び歌も、みなさんお上手♪
たくさん笑って、たくさん歌って、たくさん手遊びもして、
笑顔をい〜〜〜っぱい見せてもらえたライブでした!
最後の歌を終えると、駆けつけてくださった福仁会の会長が
「たくさん元気をいただきました!」とご挨拶くださり、
さらに利用者さんも、丁寧なお礼の言葉
「懐かしい歌をたくさん歌ってくれて、涙が出そうでした」
とおっしゃって下さいました!
喜んでいただけて、私たちも感激です〜〜〜!
撤収しながら、お別れを言いました。
笑顔の素敵な会長とも記念撮影♪
中国から来た研修生さんたちとも記念撮影〜♪
撤収後はなんと、職員さん手作りのお昼ご飯までご馳走になってしまいました!
身体が喜ぶ美味しさ!
写真の左下は「おふかし」といって、甘く炊いたお豆を炊き込んだご飯
(もち米)だそうで、お盆の時期はこの地域のご家庭ではよく食べられるものだそうです。
「おめでたい時には赤飯だけど、お盆はこのおふかしなんですよ〜」
と教えて下さいました。
土地の物をいただけるって、旅の醍醐味の一つですね♪
そしてさらにお聞きしましたら、なんと、利用者さんにも、
こんな感じのお献立を手作りされているそうです!
びっくり!
これは長生きできるに違いありません〜♪
ツアー中は外食ばかりになるため、こういった家庭の味が本当に嬉しく、
ありがたいものです。
「また来てくださいね♪」 「また来ます!!」
と嬉しい約束をさせていただいたあと、
職員さんが車が見えなくなるまでお見送りしてくださるので、
ここでもまた感動してしまいました〜><
追記(2013.8.28)
ーーーーー
8月15日付けの東海新報に、このライブの様子が掲載されました!
追記ここまで
ーーーー
<陸前高田市 道の駅高田松原>
次のホテルの道すがら、大船渡市の南に位置する陸前高田市を通りました。
海辺から、遠くの山まで、更地になってしまったところです。
線路もちぎれていました。
あの時テレビでよく聞いた「壊滅」という言葉が当てはまる場所です。
大きな道路に面した場所に、道の駅がありました。
立派な建物です。
正面中央の入り口。
中を覗くとこんな風になっていました。
道の駅横にあった鉄筋の建物も、ぐにゃぐにゃです。
追悼施設には、写真や千羽鶴がたくさん飾られていました。
道の駅すぐ横には、7階建てのホテルがあったそうです。
そして大きな道を挟んだお向かいには、ガソリンスタンドがありました。
この看板の高さまで津波が押し寄せたことがわかります。
看板の下には「がんばろう!陸前高田」という力強いメッセージがありました。
そこからすぐ近くにある「奇跡の一本松」へと向かいました。
<陸前高田市 奇跡の一本松>
広い駐車場に車を止めて、大きな道路を横断し、
歩いて一本松へと向かいます。
建物も道路も根こそぎめくれ上がった地面に、
歩ける幅のアスファルトが敷いてあるのですが、
脇にはお茶碗と思われる欠片などがまだ落ちていました。
全国からたくさんの人が来て一本松を見上げ、
思いを馳せ、祈りを捧げているようでした。
松原の中でも、この松だけが飛び抜けて大きく、
27メートルもの高さがあったそうです。
海水に浸かったため枯死してしまいましたが、樹脂コーティングされ、
避雷針もちゃんとつけられ、生きていたときの姿形をとどめています。
あの津波に堪えきった一本松の姿が、
地元の人々に多大なる勇気を与えてきたのだろうなと思うと、
「生きる姿の偉大さ」を痛感しました。
口数多く生き方を説くのではなく、
黙って毎日を真剣に生きる姿を見せるだけで、周囲が学びを得て行く。
人間の世界にも通じるものがある気がしました。
<気仙沼へ>
宿に向かう途中、こんな風景に出会いました。
大型漁船です。
海から数百メートル離れた内陸に押し流されてきたそうです。
そして到着したホテルから見た景色は、こちらです。
気仙沼は地震と、津波と、大火災に見舞われた場所だそうで、
ガレキとなったものはすべて撤去されていますが、
新しい建物もわずかばかりです。
大きすぎる傷跡は、2年5ヶ月たった今でも視界いっぱいに残っています・・・。