東北応援ツアー第3弾〜出発〜

いつもありがとうございます。

8月12日(月)東北応援ツアー第3弾出発の日。

お世話になっているHondaCars若狭さんに車の点検をばっちりしていただいた機材車、
一途カーにて一路大船渡へと向かいます。

今回の参加者は、
・どんちゃん
・みっこちゃん
・ウォンツ代表岩崎
・ジュエラスタッフ森川
  の4人です。

※ウォンツ・・・一途3人が創業した会社です
ジュエラ・・・どんちゃんが代表を務める伝統産業を応援しながら
アクセサリーを企画販売する会社です

車に乗り込むと、マネージャーからの飲み物やおやつ、
スタッフからはお餞別が準備されているのを見て胸がいっぱいに。

みんな、本当にありがとう!!

車内はいつものように、新規事業案のブレスト会議や、
サイトリニューアルやキャッチコピーその他もろもろのアイデア出しに白熱!

途中新潟県のサービスエリアで昼食をとったところ、
オマケでこの子をもらいました♪

あらっ!?よく見ればくまちゃんじゃない? というわけで、
福井で泣く泣くお留守番をしてくれているくまちゃんの代わりに、
こっちのくまちゃんが車に乗ることとなりました♪

男子4人が交代で運転してくれていたのですが、陸前高田を通り過ぎる頃、
山道からちらりと市内をみかけました。

おそらく住宅地であったはずのところが更地になり、
重機が動いているのが見えました。

初めてこの風景を見る岩崎も森川も黙って見つめていました。

ホテルに到着し、近くにあった居酒屋さんに行き、ひ
とまず無事の到着を祝って乾杯!

今日までがカイコウビ(ウニを採ってもいい日)らしく、
もう明日からは漁をしてはいけないというウニを美味しく頂きました!

それに、初穫れの秋刀魚も!

マンボウの湯引きも酢みそでいただきます。

普段から応援消費を心がけていますが、ここに来ると更に拍車がかかります!

大船渡復興商店街の「喜楽」というお店にお邪魔したのですが、
5月に家族で訪れたときのことを昨日のことのように覚えていて下さいました!

壁と天井には3枚の日本地図が貼られており、
全国から来られたお客様が自分の故郷に印をつけておられ、
私たちも5月にお邪魔した時に書いておいたのですが、
それが残っていました〜♪

おかみさんが、すでにいらしたお客様たちに、
「一途さんはね、メッセンジャーなの。だからみんなの体験をここで話せば、
福井でも話してくれるのよ」 と、私たち一途の紹介をしてくださいました。

そこに偶然居合わせた方々は、「釜石の奇跡」
(釜石市の小中学生の生存率が99.8%だった)と言われた
釜石市のある小学校で教頭先生をされていた方や、
家族全員無事、というメールを離れた場所にいる家族に送信したのち、
丸2日間連絡が取れなくなり、同僚からも「亡くなったんだろう」と
思われながらも無事家族と再会した方。

金曜日がデイサービス(私たちもお邪魔する予定の松原園!)に行く日だったので、
高台にあるそこに行っていたから偶然助かったお母様を持つ息子さん。

ある場所へ測量の仕事に行く予定だったが、都合が悪くなって別の場所に行ったところ
地震に遭ったものの無事だったおじさん(5月にライブをさせていただいた
大船渡市立赤崎中学校のOBさんでした!)。

飼い犬が難産の上にやっと生んだ、まだ1ヶ月の子犬が流されてしまった方。

地元で避難所指定されていた体育館に100人集まって来ていたが、
3人しか生き残れなかった事実。

中学生が小学生の手をひいて、車でも結構な距離を走って逃げて全員が助かったこと。

テレビがつかないから、地震直後からなんの情報も入らず、
どの規模でどんなことが起こっているのか全く知る事ができずにいたこと。

「福井にいたみなさんより、現地にいた私らのほうが、なんにもわかんなかったんだよ」
とおっしゃっていました。

 もしあの日デイサービスに行っていなかったら。
 もしあの体育館に避難していたら。
 もしあの仕事に行っていたら。

どれも小さな偶然が重なった上で今の命があることを思い知らされ、
お一人お一人の奇跡を感じずにはいられませんでした。

しかし。 それは亡くなられた方も同じなのかもしれません。

 たまたまそこにいたから。
 いつもとは違うことがあったから。
 呼ばれていたから。

そんな偶然が重なった上で、命を失ったかもしれません。

 普段からいいことをしていたから生き延びた。
 普段から悪いことをしたから亡くなった。

そんな風に、生死は人を選びません。

かといって、いつ死ぬか分からない、という恐怖におびえたり、
逆に開き直ったりするのではなく、 1日1日を自分の精一杯の力を出して働き、
学び、愛し、思いやり、悩み、喜び、涙し、
そして朝を迎えられることに感謝し、
夜を迎えられることにもまた感謝をして生きて行くことで、
いただいた命を大切に大切に慈しむしかないのだと思いました。

このツアーにくる度に、命の重さを感じずにはいられません。

1日目:蔵ハウス大船渡さんにてトーク&ライブをさせていただきました♪
へ続きます

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